本格的な夏が到来し高温が何日も続くと、熱中症関連のニュースを耳にする機会が増えますよね。
スーパーなどでは熱中症対策の食品が並び、水分補給にスポーツドリンクを飲んだりしている人もよく見かけます。
しかしそのような食品・飲料には人工甘味料や添加物、そしてなんといっても大量の糖分が含まれるため、ミネラル欠乏などの原因になることも指摘されているのが現実です。
そこで今回は、本当に水分補給に優れている食品は何なのか考え、ご紹介していこうと思います。
熱中症の症状とは
暑い環境で起こる健康の障害のことを、まとめて「熱中症」といいます。
人間の体には、寒い時に体が発熱するシステムと、暑い時に体から熱を逃すシステムが備わっているため、健康な人であればこのシステムがしっかり働いて体温調節することができると言われています。
暑い時には発汗することで体の熱を逃していますが、発汗する際、体内の水分と共に塩分やミネラルまで出ていってしまいます。
ミネラルは人間の体にとって正常な機能を保つために必要なものです。
しかしそのミネラルが不足していたり、炎天下での長時間の活動などが原因で体の体温調節機能がきちんと働くことができなくなると、熱中症になってしまうのだそうです。
- めまい・顔のほてり
- 筋肉のけいれん
- だるい・吐き気
- 高体温・皮膚が熱い
- 意識障害・失神
熱中症でお亡くなりになった6歳の「つかれた」という言葉を聞いて
真っ先にこのことを思い出しました。
熱中症は温度もそうですが、湿度が高いとさらになりやすくなります。
つかれた、眠い、と言っている以外は普通に見えたことを思い出したのです。 pic.twitter.com/bytOme52Jq— 火ノ鹿たもん (@Tamon_Hinosika) 2018年7月18日
熱中症予防におすすめできないもの
熱中症の対策として「こまめな水分補給」が特に重要だと考えられており、代表的なものとして挙げられるのが糖分と塩分を含んでいる「スポーツドリンク」です。
しかしスポーツドリンクは大量の糖分や、何種類もの食品添加物が含まれていることが多く、それらを代謝するために体内のビタミンやミネラルをたくさん必要としてしまいます。その結果、体は逆にミネラル不足になってしまい熱中症へとつながっていく可能性が。
また、スポーツドリンクの糖分が血糖値の異常を引き起こし、糖尿病を発症してしまうケースもあるのだそうです。
そして、暑い日の運動会や遠足などで重宝されている塩分補給のタブレットやドリンクですが、こちらも人工甘味料や添加物が含まれているものが多く見られます。
人工甘味料や食品添加物も人体の正常な機能を狂わせると言われています。
水分不足の体は食べたり飲んだりしたものを吸収しやすくなっているので、そこへ何種類もの添加物を流し込むのは決して健康的とは言えないのではないでしょうか。
- スポーツドリンクは糖分・添加物が多いためおすすめできない
- 塩分補給のタブレット等も添加物が気になるのでおすすめできない
- スポーツドリンクは糖尿病の原因になることもある
- 砂糖や添加物は熱中症になりやすい体をつくる
スポーツドリンクを絶対に飲んではいけないということではありません。
緊急時など、もし手元にスポーツドリンクしかない場合は薄めて飲むなどして工夫されて下さいね。
熱中症になりやすい人とは
先ほどからお伝えしている通り、熱中症は、ミネラルの不足や人体の体温調節機能が正常に働かないことが原因で起こってしまうと言われています。
それらはどんなことが原因で起こるのか、以下にまとめてみましたのでご覧下さい。
- 甘いものを飲食している
- 料理によく砂糖を使っている
- スナック菓子やジャンクフードを食べている
- 加工食品・コンビニ食を食べている
- 食品添加物や農薬・放射能などの有害物質を気にしない
- 天然塩ではなく人工的な塩を食べている
- 野菜嫌いなど偏食がある
多くのミネラルを消費してしまう砂糖、粗悪な食品、そして人体の正常な機能を狂わせる有害物質。これらを日常的に摂取している人はいざという時に体温調節機能がうまく働かず、熱中症になりやすい体である可能性があります。
熱中症予防に効果的なもの
それでは、どのような食品が効果的なのでしょうか?
熱中症を予防するためには、普段から砂糖や添加物・有害物質などをひかえ、良質な食事をし、体の機能を正常に整えておく必要があります。
人間が本来もっている「自分で体温調節できる機能」が正常に働けば、熱中症に比較的なりづらいことはもちろん、どんな状況下でも危険を回避して自分の体がみずから環境にうまく適応していくという生き方ができるのではないでしょうか。
そのために必要なミネラルを含む食べ物と、熱中症予防に便利な食べ物・飲み物を以下にまとめてみました。
ミネラルを含む食品
- 無農薬・自然農法の野菜や果物
- 無添加ドライフルーツ
- 昆布やわかめ・ひじきなどの海藻類
- 良質な味噌・醤油
- 小魚・貝類
- 雑穀・ゴマ
- ナッツ類
- 梅干し
- 自然塩
熱中症予防に効果的なもの
- ココナッツウォーター
- 麦茶
- 生はちみつ
- 梅干し
- すいかやきゅうり
- 柑橘類などの果物
- りんご酢・黒酢
- 自然塩
暑い時の水分補給は、上記の材料を使用してドリンクを手作りするのがおすすめです。
作り方は下の方で紹介しています
手作りできない場合は、これらの材料が含まれていて糖分・添加物の少ない市販品を選ぶようにしましょう。
熱中症予防におすすめの飲み物や食べ物
Waiola ココナッツウォーター ワイオラ
天然のスポーツドリンクと呼ばれるココナッツウォーターには、熱中症予防に大変有効なカリウムなどのミネラルや、電解質成分がたっぷり!天然ココナッツを無添加でそのまま使用、遺伝子組換フリーなので安心。風邪で発熱時などの水分補給にも最適。
税込価格 | 2,566円 |
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内容量 | 250ml紙パック×24本 |
ココマックス cocomax 280mlペットボトル 24本入×2
こちらはペットボトルなので、持ち運びに便利なタイプ。無添加なのでココナッツウォーターの効果をストレートに摂取できる。運動時にもおすすめ。
税込価格 | 6,480円 |
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内容量 | 280mlペットボトル 48本入 |
ココナツウォーターのおすすめの飲み方
国産有機 六条大麦茶(10g*40袋入)
北陸・金沢の地で農薬・化学肥料を使わずに栽培された六条大麦を使用。「金沢大地」の信頼できる商品。
税込価格 | 610円 |
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内容量 | 10g,40袋入 |
活性はとむぎ美人茶 有機栽培 奈良県産
奈良県で農薬・化学肥料を使わずに栽培されたはと麦を使用。活性化させることで栄養価もアップ。熱中症予防だけでなく美容と健康にも効果的。
税込価格 | 1,080円、1,890円 |
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産地 | 奈良県 |
内容量 | 30袋入り、60袋入り |
麦茶の飲み方の例
蜂蜜協会認定 UMF 5+ マヌカハニー 250g MediBee
ニュージーランド産の非加熱マヌカハニーが購入しやすい低価格。栄養豊富で風邪予防、美容などにも有効。
税込価格 | 2,430円 |
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内容量 | 250g |
オーガニック 生 はちみつ アカシア イタリア産 250g
イタリア産の非加熱 生はちみつ。自然食品の老舗が手がけたEUオーガニック認定商品なので安心。
税込価格 | 2,376円 |
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内容量 | 250g |
はちみつの飲み方の例
無添加梅干し☆お一人3点限り・昔のまんまの梅干200g
奈良県産の有機梅を和歌山県産しそと沖縄のシママースだけで漬け込んだ、昔ながらの梅干し。ミネラルたっぷりでクエン酸も豊富な梅干しは、熱中症はもちろん様々な病気や不調からも体を守ってくれる。
税込価格 | 864円 |
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内容量 | 200g |
わけあり(訳あり)皮切れ梅干し 無農薬 南高梅 つぶれ梅 山みつ漬
和歌山県産の無農薬・無化学肥料で栽培された梅を、和歌山の「塩」「山蜜」「しそ」で味付けした無添加のこだわり梅干し。蜂蜜でマイルドに仕上がっているので強い酸味が苦手な人も食べやすい。
税込価格 | 2,300円 |
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内容量 | 1kg |
有機レモン果汁 100%ストレート 900ml
スペイン産有機レモンの無添加ストレート果汁。柑橘類の果汁はクエン酸が豊富で熱中症予防に効果的。ドリンクのほか、ドレッシングや料理にも使えるので家庭に1本あるととても便利。
税込価格 | 1,069円 |
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内容量 | 900ml |
ヒカリ オーガニック レモン果汁 180ml
まずは少量、お試しサイズからという人はこちら。オーガニック食品で有名なヒカリの商品。無添加で新鮮なストレート果汁だから安心。
税込価格 | 478円 |
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内容量 | 180ml |
レモン果汁の飲み方の例
ムソー 有機アップルビネガー 360ml
酢はクエン酸が豊富で熱中症予防に効果的。りんご酢の中でも有機のものは数少なく、こちらは価格も良心的で味・品質も良い。りんご酢は熱中症予防だけでなく血圧を下げたり、代謝促進、疲労回復、ダイエットなどにも大変有効なのでおすすめ。
税込価格 | 396円 |
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内容量 | 360ml |
熱中症まとめ
熱中症は人間の体の機能だけが原因ではありません。
昔に比べて地球の気温はどんどん高くなっています。普段から砂糖をひかえて正しい食生活をしたり、ミネラルを摂取していたとしても、水分補給をせずに炎天下での長時間活動などをしていては熱中症を防げないケースもあるようです。
またその逆で、暑い時にせっせと水分補給をしたとしても、飲んでいるものが甘い清涼飲料水であったり日常的に砂糖を摂る生活などをしていては、あまり意味がないかもしれません。
ですから普段の食生活を意識しながら、その時の環境にも注意していくことが大切なのだと思います。
砂糖や外食も「絶対にだめ!」というわけではなく、人付き合いなどで食べてしまった時はそのぶん家での食事にミネラルを積極的に取り入れるよう気をつかうなどし、臨機応変に対応してみて下さいね。
特に子供は保育園や学校に行っている間、親は何もできず先生に任せるしかありません。何かあった時、どんなに学校を責めても取り返しのつかないこともあります。
ですから子供の食生活にはなおさら配慮し、甘いものやスナック菓子・清涼飲料水などのおやつをひかえて、果物や小魚・ナッツや海藻類を与えるようにするなど、家でできることを普段からやっておくのが親としての役目ではないかと思います。