みなさんは入浴後、このようなことが気になっていませんか?
- 肌のカサつき
- 肌が白い粉をふいている
- 肌が乾燥してかゆい
- 肌が乾燥し炎症をおこしている
「どんなに保湿しても肌の奥がカサカサしている」などの声を聞くことがあります。
私たちの肌ケアにとってまず基本となるのが「汚れ落とし」。
どんなもので洗うかが重要であり、実は「ボディローション」や「保湿入浴剤」は二の次だと言われているのです。
今回の記事では、本当に肌にやさしいボディソープとはどのようなものか、説明していきたいと思います。
一般的なボディソープの危険性
ドラッグストアなどで人気の市販ボディソープを眺めていると、「肌にやさしい」「弱酸性」などと書かれている商品が多く見られます。
ボディソープを購入する時というのは、商品に記載されているPRを見たり、商品パッケージの絵柄やイメージで「肌に良さそうに見えるもの」を選ぶことが多いのではないかと思います。
しかし実際は、人体への有害性が指摘されている成分が堂々と含まれているのが現状です。
それらの成分は、私たちのからだに一体どのような悪影響を及ぼすのでしょうか。
現在指摘されている可能性は以下の通りです。
肌荒れやアトピーなどのおそれ
大手メーカー品などのほとんどの市販ボディソープは、石油からつくられる「合成界面活性剤」である「ラウリル硫酸Na」や「ラウレス硫酸Na」が主成分となり、様々な化学物質が加えられて出来ています。
合成界面活性剤は強力な洗剤であり、肌にとって必要な皮脂や潤いまで洗い流し肌のバリア機能を破壊するなどのダメージを与え、カサつきや粉ふき肌・アトピー性皮膚炎の一因になると言われています。
「合成香料」や「防腐剤」などの自然界には存在しない化学物質も肌ダメージに追い打ちをかけている可能性が。
肌の老化の原因
合成界面活性剤や化学物質によるダメージを受け続けている肌は、正常な代謝ができなくなりやがて老化へとつながってゆきます。
たとえ「美容オイル」「コラーゲン」「ヒアルロン酸」などの保湿成分が配合されている商品でも、それらには肌を潤す作用はほとんどなく、
ボディソープそのものが肌にダメージを与えている事実は変わらず、含まれている添加物が肌をコーティングすることによってしっとりスベスベになったような気がするだけだという説があります。
ガンや内臓疾患のおそれ
皮膚から有害物質を吸収してしまうことを「経皮毒」と呼んでいますが、ボディソープも経皮毒リスクの高さが指摘されています。
市販のボディソープに含まれている合成界面活性剤・合成香料・着色料・防腐剤や様々な添加物は、発ガン性などが心配されるものも存在しています。
その上、肌のバリア機能が破壊されると有害物質や細菌などが侵入しやすくなるとも言われています。
本来からだの汚れを落とすことが目的であるはずなのに、汚れどころか「化学物質」を毎日塗りつけているなんて、本末転倒のような気がしませんか?
香害
現在、問題となっている「香害」。
多くの現代人にとっての「良い香り」というのは合成香料による「偽物」の香りであり、ほとんどが石油由来の化学物質からつくられています。
自然の香りに鈍感な現代人は、ボディソープやシャンプーなどに人工的な「良い香り」がないと満足できないので、市販の商品ほとんどに強い香料が含まれています。
しかしその、自分が華やかな気分になるための「香料」という化学物質によって、体調不良をひきおこす人が大勢いるのをお分かりでしょうか。
自分にとって当たり前のことでも、周囲への配慮を忘れずに。
- 肌に必要な皮脂まで洗い流す
- 肌のバリア機能を破壊
- 肌に不要な化学物質や発ガン性物質が含まれている可能性
- 肌荒れ・アトピーなどのおそれ
- 肌の老化を促進するおそれ
- 香害
無添加・オーガニックボディソープの選び方
合成界面活性剤が含まれていない
洗浄成分「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」などは石油由来の合成界面活性剤であり、肌にとって強い刺激があると言われていますが、メーカーが低コストで泡立ちの良い商品をつくるために使用されるようです。
たとえ「オーガニック◯◯配合」と記載されていても、石油由来成分や化学物質がたっぷり含まれていることもあるので要注意。
石けん・アミノ酸系の洗浄成分を使用している
石油系ではなく、石けん成分やアミノ酸系のものであれば肌にやさしくダメージが少ないと言われています。
実際にアトピーや肌荒れに悩む人が、無添加の石けんボディソープに変えたら肌の状態が良くなった!という声を何度も聞きました。
肌トラブルが気になっている人は、まずはお試しになってみることをお勧めいたします。
(ただし人によっては合わないものもあり、無添加であれば何でもOKというわけではないので注意。)
「EDTA-4Na」(エデト酸塩)が入っていない
これは大手メーカーの商品によく含まれている添加物、変質防止剤です。
生物が分解できない化学物質だと言われており、アレルギー・皮膚障害などを起こす可能性があるため、避けるのがベスト。
合成香料が含まれていない
合成香料は石油由来の化学物質なので、肌への刺激が心配されています。
そして人工的な香りは、周囲の人に悪影響を与える可能性もあります。
人工物によるニセモノの香りを「良いにおい」と感じることしかできないのは寂しいもの。自然の香り・もの本来の姿が分かる人間でありたいですね。
「無添加」の表示に注意
「無添加」と記載されたボディソープでも、何が無添加なのかはそれぞれの商品によって違います。
「パラベン(防腐剤)だけが無添加」「合成香料だけが無添加」など様々なので、無添加というだけで購入することは避け、原材料をしっかりチェックしましょう。
無添加・オーガニックのボディソープはこんな人なおすすめ
- カサつき、粉ふきなど肌荒れが気になる
- 敏感肌
- 妊娠中
- 乳幼児がいる
- 有害物質を避けたい
- 免疫力をつけたい
- 人工的な香りが苦手
- できるだけ自然なものがいい
- 人体に安全なものを使いたい
無添加・オーガニックのボディソープおすすめ
泡タイプ
シャボン玉 無添加ボディソープたっぷり泡 本体
797円(税込み)
幅広い年齢層から愛されているシャボン玉ボディソープがリニューアル。ワンプッシュでたっぷりの泡が出るので、小さな子供なら一度で全身に使えるほど。グレープシードオイルを主原料とし、とにかくシンプルで泡もち・泡切れバツグン。香りがないので使いやすく、これで肌荒れが改善したとの声多し。(油分を残さずとてもサッパリするタイプ)
ミヨシ石鹸 無添加せっけん 泡のボディソープ 本体
515円(税込み)
こちらも石けん成分だけのシンプルな処方なので、しっとり感はありませんがサッパリ気持ちよく洗えて泡切れも良く、これで全身洗うという人も多い。香りなし。
arau. アラウ 泡ボディソープ 本体
645円(税込み)
石けん成分に天然ハーブのアロマをプラス。ラベンダーやローズマリーの心地よい自然の香りでゆったりリラックス。バスタイム後の安眠効果も期待できそう。
パックスオリー ボディソープ
924円(税込み)
石けんの主原料としてオリーブ油やオリーブスクワランを使用しており、肌になじみやすいオレイン酸を70%以上含んでいるので敏感肌・乾燥肌にも安心。泡切れが良いのにしっとり優しい洗い上がりで、肌にマイルド。天然のハーバル&フローラルの香りに癒される。
マックス 無添加泡の石けんボディソープ
497円~(税込み)
石けん成分だけの泡ボディソープ。泡がふわふわで洗い上がりはサッパリ。リーズナブルな価格も魅力。香りなし。
パックス ナチュロン ボディーソープ
791円~(税込み)
ひまわり油を主原料とした石けんのボディソープ。濃密でホイップクリームのような泡が全身を包み込み、泡切れサッパリ。天然ハーブの自然なシトラスフローラルの香り。
パックス お肌しあわせ ボディソープ
468円(税込み)
植物油脂からできた石けん成分のボディソープ。ほのかなラベンダーやゼラニウムの癒される香り。さっぱり洗えるのに油分をとりすぎず、肌の乾燥を感じないとの意見多数。
カウブランド 無添加 泡のボディソープ ポンプ
567円(税込み)
石けん成分ではなくアミノ酸系洗浄成分の低刺激ボディソープ。香料や着色料・防腐剤など無添加。洗い上がりはしっとりうるおい肌に。乾燥肌の人におすすめ。
液体タイプ
シャボン玉石けん オーガニック オリーブソープ
2,160円(税込み)
シャボン玉石けんの、オーガニックオリーブオイル主原料の液体ソープ。他のオーガニック系ソープは添加物が気になる商品ばかりですが、こちらは石けん成分のみだから安心!顔や頭にも使えてサッパリしすぎず、しっとり肌にやさしい洗い上がり。
カウブランド 無添加ボディソープ ポンプ
537円~(税込み)
アミノ酸系洗浄成分の液体ソープ。石けん系はさっぱりしすぎて苦手という人におすすめ。無香料で低刺激、しっとり洗えてつっぱらないのでリピーター多し。
うるおう無添加 ボディソープ 本体
441円~(税込み)
石けん成分に椿油などを配合した液体ソープ。さっぱり洗えてカサつかず、低価格なのも魅力。香料・着色料・防腐剤・鉱物油無添加。
ドクターブロナー マジックソープ 944mL
2,060円~(税込み)
オーガニック認定取得。リピーター続出のマルチに使えるリキッドソープ。顔や体、メイク落としにも使えて肌にやさしい。
アンナトゥモール ナチュラルボディソープ
1,996円~(税込み)
石けんをベースに保湿成分を配合し、サッパリ洗えてその後しっとり。合成香料や保存料・酸化防止剤など無添加で、さわやかなグレープフルーツの香り。
松山油脂 Mマーク アミノ酸せっけんボディソープ
1,075円~(税込み)
釜焚き製法の液体石けんに、ヤシ油脂肪酸とタピオカ由来のL-アルギニンからできるアミノ酸石鹸を配合。刺激や乾燥をやわらげるしっとりタイプ。合成界面活性剤・香料・着色料・鉱物油無添加。
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