乾燥しやすい赤ちゃんの肌はもちろんのこと、大人の女性も、そして最近は男性にも「お風呂上がりのボディローション」が浸透してきました。
テレビCMでよく見る商品を選ばれる人も多いかと思いますが、大手メーカーはやはり成分が心配。でも商品が多すぎて、どれを選べば良いのかイマイチ分からないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は指定成分「無添加」の、肌にやさしいボディローションをご紹介させていただきます。
目次
無添加のボディローションとは
冬の乾燥はもちろんですが、夏も紫外線やエアコンなどが原因で肌は意外とダメージを受けています。きちんと保湿していれば刺激を減らすことができるので、季節を問わずしっかりお手入れすることが大切です。
しかしどれだけテレビCMなどで繰り返し宣伝したり、パッケージで「保湿」「美肌」などとアピールしていたとしても、使えば使うほど肌にダメージを与える商品というのが実は多く存在しているようです。
そのような商品は石油由来成分でつくられており、他にも合成香料・防腐剤・保存料・着色料などの化学物質がたっぷり含まれているため、肌にダメージを与え乾燥・老化させてしまう可能性が。
無添加のボディローションというのは、そういった肌にダメージを与える添加物・化学物質をできるだけ使わず、肌にやさしい天然由来成分などでつくられたボディローションを指すことが多いようです。
- 有名メーカー品は石油由来、化学物質が多い
- 化学物質をできるだけ使わず天然由来でつくられたものが無添加ボディローション
一般のボディローションと無添加のボディローションの違い
一般のボディローションは、石油由来成分に合成香料・防腐剤・保存料・着色料などの添加物を加えてつくられており、低価格で強い香りがするものが多いことが特徴です。
しかし一見しっとりすべすべになったような気がしても、それは油分やコーティング剤などの添加物による表面だけのもの。
肌そのものは潤っておらず化学物質によるダメージを受けていることが多く、体を洗うとまたカサカサ肌に逆戻り。そしてまた同じボディローションを塗り保湿できている感覚になる…という悪循環を繰り返し、どんどん肌が乾燥し老化していく可能性が高いようです。
その一方で無添加のボディローションは、石油系や肌に負担をかける成分はできるだけ使わず天然由来の良質な油脂などが主成分でつくられていることが多く、香りも無香料・もしくは天然精油を使用したマイルドなものがほとんどです。
特にオーガニックの商品などは、表面上だけでなく肌そのものを良い状態へ導いてくれるので、石油系とは違い、使えば使うほど肌の調子が良くなることが多いようです。
低刺激なので赤ちゃんと接するときも安心ですね。
- 一般ボディローションは肌を添加物でコーティングするだけ
- 一般ボディローションは肌の乾燥・老化を促進する可能性
- 無添加ボディローションは肌そのものを整えてくれることが多い
- 無添加ボディローションは赤ちゃんでも使えることが多い
無添加ボディローションの選び方
市販の大手メーカー品の成分を見てみましょう。「無香料・無着色、赤ちゃんにも使える弱酸性」とのことで、いかにもやさしそうなイメージです。
水、グリセリン、PEG-32、ジメチコン、BG、ミネラルオイル、(メタクリル酸ラウリル/メタクリル酸Na)クロスポリマー、シア脂、ワセリン、アルギニン、セタノール、ベヘン酸グリセリル、ジステアリン酸ソルビタン、ステアロイルグルタミン酸、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、PEG-60水添ヒマシ油、ラウレス-23、ラウレス-4、ラウレス硫酸Na、水酸化K、フェノキシエタノール、メチルパラベン
まず「ジメチコン」はシリコーン油 と呼ばれるコーティング剤で、べたつかずサラッとした被膜を張ってくれます。
次に「ミネラルオイル」ですが、これは石油由来の油です。工業製品を製造した後に出る廃油などが再利用されるため安価で、「肌の乾燥・老化」「肌代謝を阻害」など危険性を指摘する声があがっているのが現状です。
これらは安全性が高いという考え方もあるようですが、たとえそうだとしても肌にとっては表面に被膜を作るだけの単なるコーティング剤であることは確か。肌自体に潤いを与える作用はないようです。
さらに「メチルパラベン」という防腐剤が含まれていますが、「パラベン類」は少量でも乳ガンとの関連性があると米国での研究結果が報告されていることや、喘息やアレルギーへの悪影響も指摘されています。
他にも多くの化学物質が含まれており、このような商品は急性中毒については指摘されていないものの、長期的な使用でどうなるかというところまでは分かりません。
ですから、「無香料・無着色」という言葉だけに惑わされず、きちんと成分を確認し、化学合成物質ではなく肌本来をすこやかにしてくれる作用があるものを選ぶことが大切です。
赤ちゃんは特に肌が弱く、合成香料などの刺激も受けやすいため、大切な子供にこそ本当に良いものを使ってあげたいですよね。
ですので選び方としては、石油由来成分や合成香料・コーティング剤などでつくられている「化学合成ボディローション」よりも、植物性の油脂がメインで香料も天然精油由来のものがおすすめです。
食物同様、私たちの体を元気にしてくれるものは、人工物よりもやはり自然の力が大きいのではないかと思うのです。
ただし、天然由来成分であれば100%安全というわけではありません。人によって合うもの・合わないものもあるので、そこは自分で把握しておいて下さいね。
- パラベン類は乳ガンやアレルギーとの関連性が指摘
- 赤ちゃんは刺激に弱いので成分をしっかり確認する
- 「無着色」などと表示されていてもほとんど化学合成物質でつくられているものは避ける
- 天然由来成分=100%安全とは限らないが、安全性の高いものが多い
無添加のボディローションのメリットとデメリット
無添加のボディローションのメリット
- 肌本来をすこやかにしてくれる
- 敏感肌でも使える
- 赤ちゃんに使えるものが多い
- 香りがやさしい
- 低刺激
無添加のボディローションのデメリット
- 近所で探すのに時間がかかる
- 成分を確認するのに手間がかかる
- 値段が高い
無添加のボディローションを選ぶ理由
石油由来のボディローションが表面上のコーティングだけであるのに対し、無添加やオーガニック植物由来のボディローションは、肌そのものに潤いを与えてくれる作用をもつものが多いです。
石油由来のものは原料が非常に安価なためスーパーなどで気軽に購入できますが、無添加のものは値段が高めで使用期限があることも多く、購入をためらう人もいるのではないかと思います。しかし安いものにも高価なものにも、それなりの理由があるのです。
中には、とても高価なのに成分は良くない商品もあるため一概には言えませんが、こだわって作られているものはきちんと将来に役立ちます。
人間は目に見える被害がないとなかなか気付きづらい生き物ですが、香りや宣伝文句など目の前のことに左右されず、将来の肌にとって本当にプラスになるものを見極めていきましょう。
毎日せっせとボディローションを塗り込んでいるのに素肌の乾燥や老化が気になってきたという人は、今使っているボディローションの成分によるものかもしれません。一度、無添加・オーガニックのものをお試しいただくことをおすすめします。
また、赤ちゃんがママの体を舐めたり、鼻をくっつけて息を吸い込む時も多いです。そんなママの体に有害性のあるボディローションを塗っておくのも心配。
赤ちゃんも嗅いでいて良い気分になれる、やはり自然に近いボディローションが良いのではないかと思います。
- 安価で気軽に購入できるものは質もそれなり
- 高価なら良いわけではないが良質なものを使うことが未来のためになる
- 無添加ボディローションは赤ちゃんにもやさしい
無添加のボディローションはこんな人におすすめ

- 乾燥や紫外線による肌ダメージを抑えたい
- 化学合成物質のリスクを減らしたい
- 香害が気になる
- 表面上だけでなく肌そのものを保湿したい
- 人工物・合成香料が苦手
- 妊娠・授乳・育児中
無添加のボディローションおすすめランキング
1位:ヴェレダ シトラス ボディローション 200ml
オーガニックのボディケアと言えばヴェレダ。天然由来100%。夏にぴったり、爽やかなシトラスの香りなので男女どちらにもおすすめ。夏はこれ!という人も多く、さっぱりライトな使用感。
税込価格 | 2,160円〜 |
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産地 | ドイツ |
内容量 | 200ml |
2位:ヴェレダ ワイルドローズ ボディミルク 200ml
100%天然由来のオーガニックボディローション。こちらは精油の香りが強めなのでローズの香りに癒されたい人にピッタリ。さっと伸びてしっかり保湿。
税込価格 | 2,098円〜 |
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産地 | ドイツ |
内容量 | 200ml |
3位:コーラルムーン エッセンシャルインセクトリプラント 100ml

保湿クリームに、虫が苦手なアロマとかゆみ止めが加わった夏の万能ボディローション!ノンケミカルで天然由来100%、オーガニック。生後半年の赤ちゃんから使えるのが嬉しい。
税込価格 | 1,944円 |
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産地 | 日本 |
内容量 | 100ml |
4位:華密恋 ボディミルク 150ml
濃密なカミツレエキスを贅沢に配合し、天然成分だけでつくられたボディミルク。オイル類や精油はオーガニック原料を使用。化学合成物質は無添加なので子供にも安心。
税込価格 | 3,024円 |
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産地 | 日本 |
内容量 | 150ml |
5位:ロゴナ ボディローション アロエ バーベナ 200ml
ドイツの有名オーガニックブランド「ロゴナ」のさっぱりとしたボディローション。アロエエキス配合なので夏の日焼け後にぴったり。シアバター配合で入浴後や冬の乾燥にもおすすめ。
税込価格 | 1,836円 |
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産地 | ドイツ |
内容量 | 200ml |
6位:ヴェレダ WELEDA カレンドラ ベビーミルクローション 200mL
赤ちゃんがいる人におすすめ!ベビー・子供・ママ、家族みんなで使えてしっとりツルツルになるオーガニック のボディミルク。カレンデュラの香りがとっても心地よく伸びも良い。ベビーのおむつケアにも、大人の乾燥肌にもバッチリ。
税込価格 | 1,496円 |
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産地 | スイス/ドイツ |
内容量 | 200ml |
無添加のボディローションの比較
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | |
商品画像 | ![]() |
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商品名 | ヴェレダ シトラス ボディローション 200ml |
ヴェレダ ワイルドローズ ボディミルク 200ml |
コーラルムーン エッセンシャル インセクトリプラント 100ml |
華密恋 ボディミルク 150ml | ロゴナ ボディローション アロエ バーベナ 200ml |
ヴェレダ WELEDA カレンドラ ベビーミルクローション 200mL |
価格 | 2,160円〜 | 2,098円〜 | 1,944円 | 3,024円 | 1,836円 | 1,496円 |
内容量 | 200ml | 200ml | 100ml | 150ml | 200ml | 200ml |
産地 | ドイツ | ドイツ | 日本 | 日本 | ドイツ | スイス/ドイツ |
商品リンク |
無添加のボディローションまとめ
気になるボディローションはありましたでしょうか。
ご自身の肌はもちろんのこと、赤ちゃんやご家族のためにも成分にこだわってみることをおすすめいたします。
安価でたっぷりなボディローションよりも、厳しい目で選んだものならきっと、未来の肌もすこやかにしてくれるはずですよ。